巨大な重機をあやつって建設現場で穴を掘ったり、クレーンを操縦して鉄骨を組み立てたり、重機に乗って仕事をするのに憧れた男性も多いのではないでしょうか。
しかし、最近この重機オペレーターの分野でも女性の進出が進んでいるってご存知でしたか?
今回はそんな女性重機オペレーターの仕事について、人材会社で20年働いてきた当ブログ管理人がご紹介しますね!
重機オペレーターになるには
まず、重機の免許にはたくさんあって、どんな重機を操縦するかによって必要な免許や受けなければならない講習があります。
講習は日本全国で受けることができますが、代表的なところでは建設機械メーカーコマツが運営する教習所です。
最近では女性専用コースなどもあり、女性だけで安心して受講することができます。
youtu.be代表的な重機についてご紹介しますね。
■小型車両系建設機械
ミニショベル、ミニホイールローダー、小型ブルドーザー
これら機体質量が3t未満の車両系建設機械を操縦するための運転資格を受講できます。
狭い建設現場などで活躍する重機です。
■ 車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)
パワーショベル、ホイールローダー、ブルドーザー
上記の小型重機よりも大きい、機体質量が3t以上の車両系建設機械を操縦するための運転資格を受講できます。
■フォークリフト
最大荷重1t未満のフォークリフトまたは、最大荷重1t以上のフォークリフトの運転資格を受講できます。
フォークリフトは工場や倉庫などですぐに使える技術で、たくさん求人も出ています。簡単に取得できるので、女性の方もぜひ一つもっておくといいと思いますよ。
■ショベルローダー等運転
最大荷重1t以上のショベルローダーの運転に必要な技能講習を受けます。
大量の砂利や土をざくっとすくい上げる、ちょっとみた感じカバみたいな重機です。
重量感たっぷりでカッコいい。
■小型移動式クレーン運転
つり上げ荷重5t未満の小型移動式クレーンの運転に必要な講習です。
トラックの後ろにクレーンがついている車体を見たことがあると思いますが、その操作に必要です。
■高所作業車運転
作業床高さ10m以上または10m以下の高所作業車の運転のために必要な講習です。
10m以下なら1日で取得できますよ。
電柱の上で電線のメンテナンスをしたりしているのをよく見ます。
高いところまでカゴを持ち上げることができる重機です。
■車両系建設機械(解体用)の運転
解体現場などで目にする重機です。壁に穴を開けたり、コンクリートの廃材をくだいたりワイルドな重機です。
建設現場は女性が増えている
東京のような都会にいると、あちこちで高層ビルを建築していたり、道路や鉄道の補修が行われたりして建設業界がいかに盛り上がっているかわかっていただけると思います。
これから日本は、戦後すぐに建てたビルなどが耐震性が弱いため取り壊したり、古すぎて建て替えたりなどの工事がどんどん増えてきます。
高速道路など、前のオリンピック時に作られたものが老朽化が進んでいますので、これから更新作業が活発になります。
このように建設業界は非常にうるおっていると同時に、非常に人手不足でもあります。
現場に行ってみるとわかるのですが、日本人に混じって大勢の外国人の方が出稼ぎで働きに出られているのがわかります。
そのため、外国人だけではなく、女性をいかに建設業界で活用するかというのはとても重要な課題でどこの建設会社でも考えているところなのです。
そのため、これまで男性しかできなかったような重機オペレーターについても、女性のドライバーがどんどん増えているのです。
女性ならではの大変なことも
女性の重機オペレーターが増えるということは、少なからず建設現場にも変化が求められます。
パワハラなどはもってのほかですし、男性と同じような体力はありませんので、健康面での配慮も必要となってきます。
そのため、大手のゼネコンを中心に女性がいかに働きやすい環境を作るかというのが、大きな課題となっています。
たとえばトイレの問題です。
トイレもこれまでは男性用だけを用意すればよかったのですが、今後は女性用のトイレも標準で設置することが求められるようになります。
ただ、まだほとんどの現場では女性用のトイレなどはなく、そういった面で女性が働き安いという環境には遠い状況です。
また、重機オペレーターの場合は一度操縦をはじめるとすぐに降りるという分けにはいかないため、トイレを長時間我慢する必要もあります。
このトイレ問題については事前にあまり水を飲まないなどの対策が必要になってきます。
でも逆に女性だからこそのメリットもあります。
建設現場はまだまだ男性社会なので、女性がいるだけでみんな優しくしてくれます。
普段男性に縁のない人も、建設業界ならモテモテかもしれませんね!
年収はどのくらい?
年収はだいたい300万円~700万円です。
ただし、本人の技術や経験によってお給料はかなり差がありますので、最初からみんな700万円もらえると思わない方がいいですよ。
ただし、こういった土木作業や建設作業は危険な仕事の分類に入りますので、女性でも経験が長くなれば高年収が期待できます。
また最初から大型免許を持っている方は、入社時のお給料が高めに設定されることが多いです。
重機オペレーターになろうと思ったら、先に大型免許を取っておくのもありだと思います。
最近では、大型免許がなくても入社後に会社の補助で免許を取らせてくれる会社も増えてきました。
求人情報のそういったことも記載されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
以上、今回は重機オペレーターのお仕事についてご紹介しました。
これからは女性でも様々な分野に進出して活躍する時代です。
今回の情報を参考に、ぜひ重機オペレーターを目指してください!
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