
大人の発達障害は社会生活を送る上で深刻な問題になっています。
当事者にとって生きづらさを感じさせる特性が、仕事をする上でも困難をもたらします。
そのせいで、会社を転々としたり無職になるケースも。
ADHDの発達障害を診断されている私も「会社員に向いてない」と思ったことが何度もあります。
そこで今回は発達障害を持っている方が1人でも出来る仕事を紹介したいと思います。是非、読んでみてください。
発達障害はなぜ、会社員に向いていないのか?
発達障害を持っている私は、社会人になって4年経ちますが発達障害者が会社員に向いていないのは以下の理由があります。
- 短期的な記憶が苦手なため、仕事が覚えるのに時間がかかる
- 急な予定変更でパニックになる
- 同時進行での作業が苦手なため、ミスが多くなる
- 雑談などの会話が苦手
- 曖昧な指示が苦手
- 優先順位をつけられない
- 他人の気持ちが汲み取りにくいため、失言などをしてしまう
会社で働く上でマルチタスクなど様々な変化が起きるため、発達障害者にとって会社で働くことは困難であることが多いです。
適職が見つかれば、続けることが出来ます。
しかし、向いてない仕事に就いてしまった場合、仕事が上手くいかずに周囲とのズレが生じて体調を崩し、自暴自棄になってしまうケースも。
だからこそ、自分に合った働き方を選び、人生を良い方向に持っていってほしいと考えています。
実際に一人でも出来る仕事はあるの?
発達障害の特性が原因で会社で働くことが難しい人が多いと思います。
ただ、現在は働き方が多様化していき、ネットで出来る仕事や好きな時間に働ける仕事など様々な仕事があります。
私も、実際に技術の進歩のおかげで兼業でWebライターとして働いています。
ということで、次の項目では一人でできるフリーランスとして働ける仕事をいくつか紹介していきます。
Webライター
発達障害者に一番オススメしたい職業がWebライターです。
私も現在、兼業ではありますがWebライターをやっています。
「そんな簡単になれるの?」と思うかもしれませんが、なれるのです。
その秘密はクラウドソーシング。
クラウドソーシングとはインターネットを通して、企業が不特定多数の利用者に業務を発注する新しい労働スタイルです。
クラウドソーシングの有名な会社として「ランサーズ」と「クラウドワークス」があり、ライターとして生計を立てている人が多くいます。
登録は簡単。アカウントを登録し、本人確認を済ませればすぐに始めることが出来ます。
また、ランサーズには発達障害を抱えていながらも未経験からライターになり、寝る間も惜しんで記事を書き続けた結果、月収45万円も稼ぐライターになった方もいます。
出典:発達障害の僕が、月収45万円を稼ぐフリーランスになれた理由 | THE LANCER(ザ・ランサー)
それ以外にも、子育てをしながらライターをして生計を立てたり、兼業から月収100万円も稼ぐライターなど様々なライターがいます。
WEBライターは技術が発達した現代だからこそ、夢のある仕事になりました。
発達障害者には是非とも、チャレンジしてほしい一人でできる仕事の1つです。
Uber Eats配達パートナー
自転車や原付バイクで料理を届けるUber Eats配達パートナーも一人でできる仕事としてオススメです。
場所は限られますが、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・京都・大阪・兵庫・福岡で展開しており、アカウント登録と書類を提出するだけで誰でも配達パートナーになれます。
そして、最大の魅力は自分自身の都合に合わせた働き方が出来ること。
一時間だけでもいいですし、週末だけ働くという自由な働き方が出来ます。
また、自転車がなくても車両レンタルサービスがあるので自転車がない人でも大丈夫。クラウドソーシング同様、一人でも手軽に始めやすいお仕事です。
会社員でも向いている仕事はあります。
「発達障害者は会社で働くことに向いていない」と思われがちですが、適性をしっかりと見極めれば適職かつ天職に出会えます。
私はとあるインテリア小売業の障害枠で働いており、2年4ヶ月続いています。
会社員でも社内で一人でできる仕事にめぐり会えれば十分活躍することができあmす。
私が適職に出会えたポイントとして、
- 単純で同じことを繰り返す仕事
- なるべく自分のペースで出来る仕事
この2つを基準にして、就労移行支援事業所で実習に行ったり訓練に励みました。
ここでは、発達障害者が向いている会社員として働く上でオススメの仕事を私の経験に基づいて紹介します。是非、参考にしてみてください。
清掃作業
最初に紹介するのが、清掃員のお仕事です。
清掃員は清掃を行う場所があらかじめ決められており、掃除のやり方のに関するマニュアルもあるので、決められた作業を得意とし、それをきちんとこなすことが出来る発達障害者にはオススメの職業です。
また、自分のペースで作業が出来るため、急な予定変更などのイレギュラーも比較的少ないので安心して働くことが出来ます。
私も、毎日一人で職場のトイレやエントランス、駐車場を掃除しています。
清掃は本当に発達障害者の私には適職です。
掃除をやっていて楽しいし、掃除をした場所が綺麗になった時は心から嬉しいです。
また、清掃をやっているおかげで裏方の仕事をしている方々がどれだけ大事な存在かを身を持って感じました。
それくらい、私にとっては素晴らしい仕事です。
倉庫内作業
倉庫内作業もオススメの仕事の1つです。
私が就労移行支援事業所に通っていたころ、最初に実習先として受け入れてもらったのが、倉庫内での作業がメインの職場でした。
そこでは、巨大な倉庫内に陳列された多くの商品を一人でピッキングして折り畳み、コンテナや段ボールに梱包していくというものでした。
指定された商品をピッキングして、梱包していく作業は同じ事の繰り返しを好むという特性にぴったりと当てはまっていました。
ただし、夏場はとても暑く、体力を消耗するのでしっかりと体力をつけておくといいでしょう。
店舗での商品の開梱・陳列作業
発達障害者は臨機応変さが求められる接客業を苦手としていますが、接客業でも仕事内容に商品の開梱・陳列作業がある職場では力を発揮します。
私が現在、働いている職場でも商品の陳列・開梱作業があり、私もその仕事を一人で任されることがあります。
この仕事は、商品の品番を確認し、その品番が記されてある棚に並べていく。
発達障害者が得意とする単純で同じ事を繰り返す作業なんです。
特に従業員が多い店舗では、障害者枠で募集している企業もあるため、興味がある人は応募してみるのもありですよ。
職場選びのポイントとしては、
- 従業員が多く、大きな店舗
- トランシーバーを使用したりなど助け合える環境がある
- 適性に応じた人員配置をしてくれる
- 障害をきちんと理解してくれる上司や同僚がいる
こちらをしっかりと踏まえた上で職場を探してみることをオススメします。
フリーランス、会社員、兼業。働き方は自由。
いかがでしたか?
今回は発達障害者が1人でも出来る仕事を紹介しました。
今回、紹介した仕事には向いているのもあれば、向いていないのもあります。
そのため、どれが正解とハッキリ言えるわけではありません。
発達障害の特性が強く会社員として働くことが困難であるため、フリーランスになったケースもありますし、発達障害の特性を上手く生かして会社で働いている人もいます。
そして、私みたいに会社で働きながらクラウドソーシングを利用し、ライターとして働いている人も最近では増えてきています。
ですので、皆さんが好きな働き方で働いて、人生を豊かにしていってください。皆さんの幸せを心から願っています。
なお、これまでどこかの企業に勤務したことがある方は、障害者雇用専門の転職エージェントの登録もオススメできます。
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